的・化・性を使わない

Posted By on 2011年10月18日

東風の会で、高光先生が、

「・・・的、・・・化、・・・性を使うと、曖昧になる。」

という話をされた。

三十二年前、附属小学校へ新任で行ったときに、最初の学習指導案(そのときは、「メモですか?」と言われた。)の検討で、そのことを教えて頂いた。
新任の時の出会いって、大切だ。

それ以来、ずうっと指導案を書くときには、気を付けてきた。
こうした言葉には、「~のような」という気持ちが含まれている。
だから、内容が断定されずに、曖昧になってしまうのだ。
型的な例が、若者の使う、

「僕的には、こう思う。」

「わたし的には、考えはこうです。」

というような言い方。
「僕は、こう思う。」

「わたしは、こう考える。」

と言えば、はっきりとした断定になる。
ということは、「僕的、わたし的」を使う人間は、自分に自信がなくて、不安なのだということである。

このことは、以前にも述べた。
流行する言葉には、社会の状況を表しているということだ。

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