大石先生と僕 2

Posted By on 2016年2月7日

大石先生から頂いたさまざまな手書きの実践。
それらは大切に残している。
軽度だが慢性のアルコール中毒の先生なので、
字がいつもぶれている。
それが先生の個性でもあった。

正直、授業は絶対に僕の方が巧いと思っている。
でも、人間としての大きさや、子どもを見る力は、全くかなわない。
僕はいつまでもこの方を追いかけるのだろうか。

何と言っても作文教育の実践家であった。
到達度評価についても実践家であったし、
一読総合法でも譲れないものを持っていらっしゃった。

でも、何よりも僕に影響を与えたのは、
絵本の世界へ誘ってくださったことだ。
最後に頂いた絵本は、長谷川義史さんだったが、
たくさんの絵本を贈ってくださった。
宮西達也さんと祇園で一緒に呑んだこともあった。

絵本に関しては、僕は大石先生とは違う読み方だけどね。
不祥の弟子というのは、僕は大石先生と同じ道を踏襲しないからだ。
僕は僕のやり方で貫く。
師匠の通りにはしない。
そういう師弟関係なのである。

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