「幸せ運べるように♪」
Posted By taga on 2016年1月13日
神戸の小学校で授業3本と講座。
少し疲れたが、
開いている時間に校長さんと話した。
給食のときに「幸せ運べるように」がかかっていたので、
その話から・・・
二人とも、この歌は最後まで歌えない。
同僚夫婦を亡くしたことと
教え子を亡くしたこと。
そんなことがとっさに頭をよぎる。
当時の避難所の大変さ。
「もう一度やれと言われても、絶対いやですよね。」
「自分の町が無くなっていて、涙がぼろぼろこぼれた・・・」
「一緒ですね。あのショックは忘れられません。」
二人で話し込んでいたら、
職員室には教頭さん以外、一人もいなくなっていた。
17日が近づいてきたんだなあ。
朝歌で、しあわせはこべるようにを
子どもたちが歌っています。
しかし、この歌だけは、聴き入らないように
しています。子どもたちには、申し訳けないですが……。
そうじゃないと、涙で1時間目の授業がたいへんです。
当時の記憶が克明に、蘇ります。
関田さん
そうだよね。
いくつもの思いが歌にくっついてしまうもの。
でも、涙はあっていい。
子どもたちには、なんの感慨もないのだから。