教育理念

Posted By on 2014年6月26日

例えば、算数の水道方式というタイルを使ったやり方がある

これは、もともとは、できない子どもに、

どうやったら、算数の繰り上がりの仕組みを理解させてあげられるか、というやり方。

その大もとは、全ての子どもが等しく基本的な力をつけられるように、

という理念があったから、できてきたこと。

また、陰山さんが始めたかのように言われている、「百マス計算」がある。

あれは、誰が始めたかは分からないが、

僕が教師になったときは、もうこの世に出ていた。

世に出したのは、神戸市の岸本ひろしさんという先生。

同和地区の子どもたち、低学力にあえぐ子どもたちにどうやったら力がつけられるのかという考えから、

考えていった方法である。

いずれも、理念や思いがあったからできた。


教材研究をしながら、クラスの子どもたちの顔を思い浮かべて、あれこれ考えていく。

そのことを通して、子どもに対する、教育に対する、自分の教育理念が深まる

それがない教師は、薄っぺらい教師になる。

薄っぺらい教師に教わる子どもは、

人として育つときに、どんな影響を受けるのだろうか。

こわいこわい。

 

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