夏だから、不思議な話

Posted By on 2011年8月11日

長い間生きていると、不思議なことにも出会う。

心霊現象、錯覚、思いこみ、夢・・・

何でもいい。

ぼくがどう感じているかが大切だ。

 

小さい頃、天使を見た。

今でも、その姿が浮かぶ。

叔母の家に遊びに行っているとき、

掘り炬燵で練炭を使っていた。

 

頭が痛くなって、ぼんやりとして、叔母が心配してくれたけど、

息苦しくなって横になっていた。

 

そのとき、ぼくの前に、光をバックにしていたので、顔ははっきり見えなかったが

天使が現れた。そして、言った。

「どうせ死ぬんなら、おうちで死になさい。」

 

ぼくは、叔母に頼んでタクシーを呼んでもらって、家に帰った。

家に帰ってしばらく寝ていたら楽になった。

母が、

「あれから、おじさんもおばさんも頭が痛くなったから、窓を全部開けて別の部屋に行ったんだって。」

と言った。

 

一酸化炭素中毒になりかかっていたのだろう。

あのまま叔母の家にいたら、体力のない子どものぼくはどうかなっていたかも知れない。

 

あのときの天使の影は、忘れたことがない。

 

ぼくは信仰心はないが、目に見えない力というものを信じている。

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