いのちのいろえんぴつ

Posted By on 2011年8月20日

「いのちのいろえんぴつ」

詩/絵 豊島加純

絵/マイケル・グレイニエツ

文/こやま峰子

この本は、本当におきたことをもとにして作られた創作絵本。

豊島加純さんは、10歳のときに脳腫瘍を発病。家庭科教諭の小山内美和子先生からもらった12色の色鉛筆とノートで、詩と絵を書き始める。

右手がだめになったら、左手でかきつづけ、2003年に亡くなられた。

 

そんな心の痛い話は読みたくないという人もいるだろう。

でも、精一杯に生き続けてかきつづけたものから、

そのつたない言葉から、

力いっぱいの字から、

我々は、今、子どもたちを相手にしていることの意味をつかみとらねばならない。

 

我々は、生きることの値打ちを子どもに伝えねばならない。

 

加純さんの書いた字は、そのまま載っている。

書かれた字を見て、何を感じるかだ。

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