思春期の話 その2
Posted By taga on 2011年8月8日
大人から離れようとするくせに、まだ大人になりきれていないわけですから、べったりと親や先生に依存してくることもあります。そうかそうかと思っていたら、また突然、大人びたことを言い出したり、逆らったりして、自立しようとする。そう言うことを繰り返すからこそ、思春期なのですね。腹立ちますよね。でも、そういう状態なのだと思いましょう。
人間はまっすぐ直線的に成長したりはしないものです。でこぼこと、アップダウンを繰り返しながら、成長する子どもたちを見守ってやりたいものです。
さて、この時期の子どもたちは、先ほど述べたように、とても不安定です。ちょっとしたことで、かなり動揺します。感受性も強くなってきていますから、我々が思いもよらないことで、心理的な動揺をしている場合があるのです。
女の子の初潮は、ボクの知っている範囲では、三年生から始まった場合もあります。と、ある研究会で言ったら、一年生からあるよ、と言われました。
びっくり。
女子の体が急に大きくなったら、その可能性を考えておくべきでしょう。初潮の時期は、感受性が強くなっているのですから、そういう子どもたちに対して、性を連想させるような下ネタは厳禁です。
男子は、精通が始まるのは、ほとんど中学校くらいでしょう。
後で第二次性徴については、もう少し詳しく述べますが、こういうふうに体が変化するにつれて、当然男女の意識が高くなってきますね。
フロイトは、全ての衝動を性衝動だと解釈しましたが、今の心理学はそんな狭いことではとらえていません。なんでも性衝動ということは、ないでしょう。
性衝動も含めて、思春期には、激しい衝動が起こっていると考えるのが妥当でしょう。
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