算数の文章題は、ステップが大事

Posted By on 2012年12月7日

今日の研究授業は、

4年生の文章題。逆思考の問題だった。

ベテランの先生の授業で、静かな落ち着いたものであった。

 

惜しむらくは、問題の提示の順序が違っていたこと。

教科書では、導入の問題は、

①「同じ値段のノート6さつを買い、100円のジュースを買うと、全部で940円。

ノート1さつのねだんは?」

というものだが、その次の問題

②「リンゴを8こ買って60円まけてもらって、900円はらいました。

リンゴは1こ何円のねだんがついていたか?」

というものを先に解く授業にされた。

 

ここが難しいところで、①は、かけ算して足し算するという流れだから、

逆思考は、引き算して割り算するというように考えやすい。

ところが、②の場合だと、子どもの思考では、900円は減ったものだから、

単純に積み上げていくような思考とはちがっているので、わかりにくい。

図に表せない。

 

難しいものから取り組んだために、

ステップが踏めなくて、

子どもたちはとまどった。

ベテランの先生だから、それなりにまとめていくことはできたが、

やはり、教科書の順序というものは馬鹿にできないと思った。

 

 

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