「優しい」という言葉

Posted By on 2012年12月9日

子どもたちは「優しい」という言葉が好きだ。

 

人物像を作ろうとすると、

必ず「優しい人だ」という言葉が

出てくる。

 

そりゃあ、どんな人でも優しい心は持っている。

子どもの言う「優しさ」って、

短絡的すぎないだろうか。

 

○ 「白いぼうし」の松井さんは、優しいのか。

○ 「大造じいさんとガン」の大造じいさんは?

○ 「カレーライス」のぼくは?

○ 「オツベルとぞう」のゾウは?

優しいというなら、その根拠が文章中で証明されなければならない。

 

子どもって、なんでも「優しい」という言葉で

言い切ってしまう。

そこでとどまったのでは、

語彙力が育たない。

読み取りの力も育たない。

 

 

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