親塾№12 その③

Posted By on 2012年10月25日

・ 「夢を、見てほしい」

親は、みんな、子供たちに夢を持ってほしいと思っています。

懇談で多くのみなさんが口にされるのは、「何かしたいことを見つけてほしい」という言葉です。

子どもに「夢なんか見てほしくありません」なんておっしゃる方は、見たことがありません。

でも、その夢に、親のエゴや親の夢がプラスされるから、だんだんとおかしくなっていきます。

親は、子供に自分の夢をたくします。

それ自体は、何も悪いことではありません。

それが子どもの夢とたまたま一致したら、何も問題はありません。

幸せなことです。

でも、なかなかそうはいきません。

子どもの夢の選択は、子供が決めるものです。

それが、その子の人生の選択です。

その人間だけの、たった一度の人生ですよ。

親の人生では、ありません。


・ 大きな夢と小さな夢

さて、夢には、大きな夢とか小さな夢とか、あるのでしょうか。

あるとしたら、その夢の大小は、どういう基準で評価しているんでしょうか。

だいたい、子どもから本当に大きな夢を聞いたら、

大人はだいたい否定するか、笑うかなんですよね。

だって、大きな夢って、笑えるようなものばかりですよ。

「僕は、ノーベル賞をとるんだ。」

とか、

「地球連邦を作って大統領になる。」

とか、子どもが言ったら、みなさんは、どうされますか。

「はいはい、がんばってね。」

という感じでしょ、笑いながら。

僕は、子どものどんな夢もばかにしたくありません。

「夢を大切にする心」

というものが大事なんだと思うからです。

 

 

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