作文の話ー4-

Posted By on 2012年2月15日

では、赤ペンでは文章表現指導をしなくても良いのかというと、

そんなことはありません。

子どもの書いた字を添削してまわるなんていうのは論外ですが、

僕は、子どもの心を受け止める赤ペンを入れた後、

必要を感じたら、文章表現指導の赤ペンも入れます。

例えば、こんな感じです。

「君の文章は、「  」が全然ないよ。

「  」をもっと使って、友だちの言ったことや家族の言ったこと、自分の言ったことを書いてほしいな。」

とか、

「みんな」という言葉はどれだけの人のことを言っているのかな。

一緒に遊んだのは、誰と誰と誰なのか、

その人の名前をきちんと書いてほしいな。

そうすれば、君の書いていることが、とても良く分かるようになる。」

こんな風な赤ペンを入れています。


僕の基準は、人の名前を必ず入れることと、会話文を使うということです。


それから、一文が長すぎるくせのある子どもには、短くすることを教えます。


具体的に、

「この部分をこう書き直すと、読みやすいと思いませんか。」

というふうに書きます。

 

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