クラスはよみがえる?

Posted By on 2012年1月9日

「学校教育に生かすアドラー心り学 クラスはよみがえる」

野田俊作・萩 昌子

 

西宮の校長先生が、アドラー心り学の本をまとめてきてくださった。

 

この本は、30年くらい前から僕の本棚にある。

今でこそ、赤さかくんたちの力でアドラー心り学は広まってきているが

最初は、なんだか妖しい学問だった。

 

僕はこれをこなすのに、3年かかった。

おまけに、全部は取り入れられなかった。

 

若い先生が一冊の教育書から啓示を受けたとき、

まず、その通りにやってみようとする。

それで良い。

 

そして、本の通りには、なかなかいかないものだ。

その「なかなか」の状態のときに、

一つでも成果があれば、それを大切にすること。

何が良くなかったのか、自分に返して考えてみること。

ということをくり返して見ると、少しずつ成果がつかめるようになる。

 

急激にやせたときは、リバウンドが怖い。

それと同じで、教育の成果も、劇的に出たという話は怖い。

 

クラスは、本来、徐々に育っていくもので、

劇的に育つものではないと、僕は考えている。

 

 

 

 

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