現象学に竹内敏治

Posted By on 2011年11月10日

世の中には、すごい人がいるもんだ。

昆陽里小でお話させていただいた先生から

「現象学を学んだ」という言葉が出た。

「現象学」とは、哲学なのか心理学なのかよく分からない学問で、

まあ、哲学に分類されるだろう。

ハイデッカーとかフッサールという名前を聞いたことがあるだろうか。

僕も若い頃、現象学の本を2冊ほど買って読んだ。

何か自分の教育を打破できる理論があるのかなと思ったから。

しかし、もう一つよく分からなかった。

半分も読み切れなかった。

本棚に30年近く眠っている。

たぶん、目覚めることはない。

この理論をきちんと勉強した方と言うのは、本当にすごいと思う。

骨のある勉強は教師の血脈となって残っていく。

さらに、竹内敏治さんのワークショップに参加したと聞いて、さらにびっくり。

竹内敏治さんは、演劇教育でなんとも言えない実践を薦めた方だ。

この方の本は何冊か持っていて、

お弟子さんの鳥山敏子さんの本も持っている。

これは、全部読んで、実践しようとした時期もあった。

昔は、教育の本質を考えたい、

しっかりとした自分の哲学を持ちたい、

そういう思いでいっぱいだった。

でも、結局は、僕の理論は子どもに立脚して子どもたちから教わった

「子ども理論」

なのではないかなあ。

ふと、そんなことを思った。

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