真摯な姿勢

Posted By on 2011年11月8日

私学の西日本半日研修会に参加した。

研究授業ー事後研ー講演という流れでめいっぱいの研修会。

 

僕は事前研で少し心配だったので、5年生の授業を参観した。

九月から担任に急遽採用された若い先生。

気持ちは熱いものがあったが、この指導案のままでは授業ができないのではないかと思っていた。

 

心配は杞憂だった。

いい授業に変わっていた。

いろいろと「こうした方がいい。」ということはあっても、

ちゃんと授業として組織された授業であった。

 

子どもたちに何か声がけをしたいという気持ちにあふれていた。

 

さすがに最後のまとめまでは、力が回らなかったのだろう。

「そこで止めておいたら良かったのに。」

と思うこともあった。

 

事後研の冒頭、最初の指導案が良くなかったこと、自分の至らないところなどを

素直に先生方に語っていた。

 

なんでも勉強になるから教えてくださいと語った。

 

「これだな。」

と思った。

この真摯な姿勢が、短期間で授業を成立させた要因であろう。

 

「子どもに支えられて授業をさせていただいているなあ、と思います。」

ともおっしゃった。

 

言葉に裏がない。

こういう先生は育ってほしいと思う。

 

 

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