よけいな一言

Posted By on 2011年11月9日

テレビで「ボクらの時代」を視ていたとき、「よけいな一言」という話があった。

その中の、沢村貞子さんがお母さんに叱られた一言。
「どちらへ」
お向かいのお家の方に、挨拶の後に付け加えた一言である。

行儀の悪い一言。

それは、人の心に踏み入った発言だからである。

人の心に意識して踏み入ることは、あって良いと考えている。

教師は、ときにはそれをしないと、子どもの心も受け止められないし、

いじめなどの問題をさわることもできないからだ。

ただし、そのときには、人を傷つける可能性と責任ということを頭においておかなければならない。

問題は、不用意な発言。
無意識に「よけいな一言」を発するのは、気を付けないといけない。
「行儀の悪いこと」だという話があったが、

よけいな一言ばかり発する人は、確かにお行儀が悪い。

これは、貴賤や出自のことではない。

ていねいな言葉を使って「よけいな一言」を発する、お行儀の悪い人はいる。

もちろん、言葉も粗雑でよけいな一言だらけの人は、最悪である。
結局は、他人に対する心遣いのあるなしであろう。

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