ジレンマ 2

Posted By on 2016年2月17日

教室の「あの子」で最も問題になるのが、
はっきり言って、暴れる子どもである。
他の発達障碍は、とりあえず回りの子どもたちに何かつらいことが起きるわけではないから
じっくり取り組めるし、
周囲の理解を進めていくこともできる。

でも、暴力的に出られたり、
学びを邪魔されたりすると、
他の保護者も黙ってはいられなくなる。

教師が「長い目で見てあげてください」と言っても、そうはいかない。
というか、その言葉は使ってはいけない。
被害者に加害者の気持ちを押しつけることになるからだ。
受け入れられるはずがない。

「あの子」の親の思いは、本当に辛いものだろうと思う、想像しかできないが。
「あの親は、なかなか認めようとしない。」
という言葉を聞くと、僕は辛い。
その親の心の奥にどのような思いがあるのだろうか。
それをもっと想像するべきではないだろうか。
でも、そう言う学校側の思いも分からないではない。
先生だって、その子のことを真剣に思っている。
誰も責める気にはならない。
単なる感傷ではなくて、良い智恵はないものだろうか。

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Comments

2 Responses to “ジレンマ 2”

  1. SASADA より:

    まさに同感したのでコメントします。日々どうすれば良いか悩みながら接しています。
    正解がないからこそ悩むのだと思うのですが、常に最善の方法を考えて実践していくしかないかと思います。

  2. taga より:

    そうですね。ベストはないでしょうから、ベターの模索ですよね。