光を当て直さないと

Posted By on 2015年3月25日

訳あって、昔の国語論争や
国語教育の本を読み返している。

僕の仕事の一つに、光の当て直しということがあると思っている。

先人の優れた実践や理論は積み重ねられて今があるべきだ。
僕らの世代は、それを知っているはず。
でも、それが若手や中堅に伝えられていない。
伝えている人たちはいるが、まるで新しい発想であるかのごとく語っている。
そこには違和感がある。

一方、先人の優れたことについて学ばれた方が、
「お前はその本を読んでいないだろう。
勉強不足だ。○○先生は、ああ言った、こう言った。・・・」
というようなことを振りかざすときがある。

このような話には、なんの魅力もない。
先人の優れた理論や実践は、今の現場に置き換えて
光を当て直すことによってこそ、
若手や中堅に伝えられるものではないだろうか。

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