きょうの一冊 【9】 

Posted By on 2013年12月3日

「あしなが」

あきやま ただし
人を差別する心は、だれにでもあります。

子どもたちだって、同じです。

人のすぐれたところをうらやむ心、

自分たちとちょっと違っているだけで「変だ」と思いこむ心。

そういう心が、差別する心の種になります。

「人を差別してはいけません。」

などと一年生の子どもに言って、伝わるはずがありません。

この絵本をじっくりと読み聞かせてあげてください。

相手のことをよく知らないで「うわさ話」で人を判断することは、とてもおかしなことだ。

他人をよく知って話をすることが大切だ。

「あしなが」は、そんな当たり前のことを、あたたかく教えてくれる一冊です。

われわれ大人にも、この絵本は語ってくれます。

子どもに読みながら、自分たちも、

ふり返って考えてみる価値があるのではないでしょうか。

 

いやあ、「うわさ話」って、本当にこわいですよねえ。

 

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