親塾15・・・ともだちについて⑥

Posted By on 2012年12月19日

③ 携帯(スマートフォン)

携帯電話。

今はどんどんスマートフォンになっていっています。

これが友だちづくりとかかわってきています。

それに応じて、いろいろな問題も起こってきています。

ラインをご存知の方、手を上げてください。

ライン、されたこと、ありますか。

まともな大人は、うかつにしない方がいいですよ。

熟知して、だれにも迷惑をかけないなという自信のある方だけ、

やってくださいね。

簡単に人とつながれるものです。

そして、簡単に知り合いの情報も流れてしまう可能性があります。

子どもたちは、このスマホのラインやフェイスブックを使って、

見知らぬ友だちとどんどんつながっていっています。

見知らぬ友だちは、海外にでもできています。

それを自慢に思う子どもたちもいます。

フェイスブックやラインでの友だちの人数を自慢している子どもたちもいます。

「俺は、三百人超えた」

「わたしなんて、五百人よ。」

フェイスブックで友だちになったからといって、

本当に友だちだとは言えません。

もちろんそれをきっかけにして「友だち」に発展する場合もあるでしょうが。

でも、実際はどんなやつかまったく分からないままに「友だち」だというのです。

それは、とても危険なことであると同時に、

つながりの薄い知り合いを「友だち」と呼んでしまうことなんですね。

携帯の中の世界は、基本的には、バーチャルの世界です。

僕らの世代は、はっきりとバーチャルだとわかっています。

あっ。 仮想現実のことですね、バーチャルというのは。

若い子は、そうは考えられません。

生身の人間も、バーチャルの人間も、同じように感じてしまうのです。

初音ミクがそういうことの典型ですが、

初音ミク、知ってますか

。バーチャルアイドル。

世界的なアイドルですよ。

CDの売り上げも、関ジャニよりもAKBよりも売れています。

【初音みくをご存じないかたがほとんどだったのには、驚いた。】

それはさておき、たとえばネット上で素敵な友だちが出現したら、

それが現実の友だちと思い込んでしまいます。

でも、生身の人間関係は、そんなものじゃありません。

生々しくて、傷つくこともあって、嫌なことも、良いことも、

全て組み合わさった複雑な存在ですよね、生身の人間って。

多くの子どもたちが、携帯に振り回されて、

それが人間関係なんだと勘違いしています。

だから、生身のつきあいで友だちをつくるようにしたいものです。

学校は、そういう意味では、大事な、大事なところですよね。


 

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