なぜにこんなに早く・・・

Posted By on 2015年8月30日

1987年の学級通信を開いていたら、
当時4年生のしょうちゃんのことを僕が書いていた。

『ずっしりと思い小銭』~赤い羽根に
「先生、これ募金箱に入らないのですが、
どうしたらいいですか。」
茶色の中型封筒にぎっしりと何かがつまっていました。
「募金しようと思ってためていたんです。」
長岡君は、いつもの調子でたんたんと言いながら、わたしてくれました。
ずっしりと重い小銭。
なんとなくうれしいですね。

誠実な子どもだった。
数年前に品川で教え子達が集まったとき、
改札まで見送りに来て
いつまでも手を振ってくれていた姿が今も心に焼き付いている。
カウンセラーの資格をとって
「多賀先生と一緒に仕事したい。」
とも言っていた。
なぜ、こんなに早く・・・。
人生、まだまだこれからなのに。
僕よりも先に逝くな。

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