甲南から離れて

Posted By on 2011年9月7日

昨年教えていた一人の子どもが、

うちの学校を退学して海外へ行った。

ときどき、そういう子どもがいる。

 

子どもたちがみな泣いた。

ごんたぼうずでいっぱい悪いこともしたが、

だったが、楽しい楽しい子どもだった。

優しい優しい子どもだった。

だから、みんながさびしがった。

 

甲南という暖かい広場から出て行くのは

とてつもなく苦しい選択である。

まして、4年生なのだから。

 

だが、彼にはみんなの思いがついている。

だれもの心の中に彼がいて、

「がんばれよ。」

と、エールをおくっている。

 

2年生にも、彼を大好きなこどもたちがいる。

さびしいのは、彼ひとりじゃない。

 

今は、メールもネットもある。

パソコンや携帯は、決して冷たいツールではない。

 

一人には決してならない。

 

そういうエールを彼に送りたいと思う。

 

 

 

About The Author

Comments

Comments are closed.