教育とは何か

Posted By on 2015年5月13日

東京で副島先生とパネルをしたときに、
どうしても僕の聞きたいことを
真っ先にぶつけてみた。
どしんとぶつかったみたいで、副島さんは言葉がしばし出なくなった。

30年以上も前に、
特別支援学校に勤めていた大学の同期が僕になげかけけた言葉。

「多賀さん、
あんたのクラスの子どもは、少しずつでも成長するでしょ。
僕の教えている子どもには、毎日、できることが少しずつなくなっていく子がいるんだ・・・。」

重い言葉だった。
教師は、ほんの少しでも、子どもが成長していくことを喜びや力にできる。
しかし、それがないどころか、徐々にできなくなっていく中で、
教師は何をしていけるのか、
という根本的な課題。
これをずっと僕は抱えてきていた。

懇親会でそこを二人で語り合って、
同じところを共有できた。
それが教育の本質なのだと。
今回の副島さんとの出会いは、僕の根源的な課題に光を頂けたように思う。

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