国語のスキルアップとして身に付けてほしい「10しるべ」 ⑦

Posted By on 2015年2月26日

⑦ 子どもから聞き切る力を持つ
「聞き切る」とは、ただ真面目に一生懸命聞くことではありません。
子どもが何を言わんとしているかを、
授業中に瞬時に聞き取る力のことです。
それができれば、咄嗟に子どもたちに
「あなたの言いたいことは、・・・・ということでしょ。」
と切り返したり、
「そこの部分について、もう少し詳しく話してほしいね。」
と引き出す言葉を投げかけたりできるのです。

 これは、勘などではありません。
たくさん、先輩の授業を観て、身に付けるのです。
カリスマ教師の授業でなていいのです。
自分の学校の先生方の国語の授業を参観させてもらって、
子どもの声をどのように聞き、
どう返しているかを観察することによって、
少しずつ分かっていきます。

 そして、子ども一人一人に真剣に耳を傾けることです。
 子どもの言葉は、いつも十分なものではありません。
言葉が足りなかったり、表現が不的確だったりするものです。
的外れで聞きづらいことも多いですね。
 それを真剣に聞き取ろうとする姿勢を持たなければなりません
そうでなければ、子どもたちの声を聞き切ることなど、
とうていできるものではありません。

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