「基礎基本を」東風の会 ②

Posted By on 2014年12月11日

初めて東風の会で提案したのは、夏の合宿だった。

三年生の説明文「ミツバチのダンス」から

いろいろな昆虫を調べて新聞を作ってまとめるという学習。

考えてみれば、「単元を貫く言語活動」をしていたわけだ。

今から思えば、顔から火が出るような恥ずかしい実践提案だった。

でも、概ね、好意的なご意見をいただいた。

ただ、岡本寿先生だけが、

「若いうちは、基礎基本のことをした方がいいですよ。」

と、おっしゃった。

自信家の僕は、正直、反発した。

子どもが生き生きと活動しているのに、

なんでそんなことおっしゃるんだろうと思った。

しかし、今、僕は、若い先生たちに

「若いうちは、基礎基本のことをしなさい。」

と教える。

そのことの意味が、今だからこそ、分かる。

若いときは、見えてないんだよね。

今の人たちは、きっと当時の僕よりもずっといろんなことを分かっているんだろうなあと

思うことがある。

うらやましい。

それでも、子どもの見方、教材研究の仕方など、

基礎基本は必要だと思っている。

 

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