You’re a prince permanently
Posted By taga on 2014年11月29日
サッポロの厚別通小学校でお母さんたちに話した言葉。
僕が高校生のときに大ファンだったのが、カトリーヌドヌーブ。
「幸せはパリで」という特別ヒットもしなかった映画。
音楽は、パーシー・フェイスで、とても美しいサウンド。
これは社長夫人と恋に落ちた、さえないサラリーマン、ジャックレモンが、
何もかも捨ててパリへ2人で飛び立つという、
あんまり教育的にはどうかと思う映画なのだが、
そこで、子どもの時に「カエルの王子様」の主役をしたとき、
王女様がキスをしてくれたら、カエルの着ぐるみを脱いで
王子様に変身するという役どころだったジャック・レモン。
でも、最後まで相手の女の子がキスをしてくれなかったので
劇がおじゃんになった。
「それっきり、僕はカエルのままなんだ。一生王子様にはなれないんだ。」
とジャックレモンが言ったときに、ドヌーブがささやいた言葉が
You’re a prince permanently
中学生ながらませていたのかなあ。ずうっとこの言葉が耳に残っている。
自分でカエルだと思っていたら、何もできない。
でも、あなたは王子様よと、言われたら、どうだろうか。
「あなたは、先生の大事な子どもだよ。」
「すばらしいことを考える子だね。」
「お前の良さをたくさんの人に分からせたいなあ。」
歯の浮くようなセリフでも、聞いたらうれしいもの。
勇気が出る。
日本は言霊の国だ。言葉に神秘的な力を感じる国なのだ。
どうか、子どもたちに、You’re a princeと言ってあげて下さい。
力がわいてくる。夢がわいてくる。
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