国語教育推薦書①

Posted By on 2014年10月9日

僕が国語教育で読んでもらいたい本は、全て絶版になっているものばかりである。

中古でないと、買えない。今時、流行らない本ばかりである。

でも、本気で国語教育をやっていこうと思う教師には、中古購入してでも読んでほしい。

表現が分かりやすくは書いていない。

読むには、力がいる。

今時の教育書は、僕のものも含めて、多くは分かりやすく書かれている。

そうでないと売れないと言ってもよい。

福山憲市さんと話していたら、話がはずむ。

それはお互いにこういう本を読み込んで実践してきたことが分かるからだ。

二人の会話は、不遜な言い方を許して頂ければ、若手の教師には決して分からないレベルのことを話している。

そういう世界は、次のような本たちから学んで実践していったものにしか分からない。

 

「子どもの能力と学力」  坂本忠芳 青木書店

作者の考えを後書きから抜粋する。

「私は教育実践とは何かということを考え続けてきた。

そして、教育実践を対象とすることによって

教育学ははじめて独自の学問的根拠を主張できると考えてきた。」

学力の形成の仕方を誤ると、人

格の形成に悪影響を与えるというところに、

僕は大きく惹かれて、

この本にも傍線がいっぱいだ。

 

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