教師の品格 ④

Posted By on 2014年7月28日

教師の品格 ④

「講演は自慢話だと心得よ」

僕はいつも自分の講演講座のときに、自らを問い直す。

「お前には、人に偉そうに言う資格があるのか。」

そう思うようにしている。

 

だからと言って、頼まれて話すのだから、

自分の伝えたいことは、きちんと話さなければならない。

 

でも、そこでよく口にするのは、

「講演って、基本的に自慢話ですから。」

ということだ。

そうでしょ。

どんなに謙虚な方の話でも、

「自分はこうしてきた」という話になるのだから、

自慢になる。

 

自慢話を否定したら、講演はできない。

ただ、どこか、「ちょっと恥ずかしいけれど、こんなことやりました」

という思いが感じられる話は、聞きやすい。

 

自慢話は少し気恥ずかしいものだ。

それのない講演は、偉そうだ。

事実を語ることが大切だ。

また、とってだしのような実践は語らないことだ。

 

そんなことを考えながら、日々、僕も自慢話をしている。

 

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