「お前はもう死んでいる」

Posted By on 2013年10月7日

先日、教え子と飲んでいたとき、

「僕らは『北斗の拳』は、多賀先生から教わった。」

というので、

「そんなもの、教えてない。」

と言ったら、

「ドッチボールのとき。」

だって。

 

確かに。

子どもとドッチボールするときは、

ターゲットの子どもを指さして、

「◎◎、御前はもう死んでいる。」

と言って、的中させる。

子どもたちから見れば凄い物に見えたかも知れない。

 

実は、「お前をねらってる」と相手に伝えてしまうと、

緊張してかまえるので、

かえってボールが取りにくいのだ。

 

子どもたちも、このパターンが好きで、

僕がそう言うと、大騒ぎになった。

いつでも本気でぶつけていた。

女の子や苦手な子にはかげんしていたけど、

運動の得意な子は、

僕のボールを受けることに執念を燃やす。

 

僕自身が発散していたという面も、正直あるかも知れない。

 

 

About The Author

Comments

Comments are closed.