組織で研究するときは・・・
Posted By taga on 2013年5月26日
校内研修や市町の研修会に指導助言を頼まれたとき、
僕は、まず、言葉の整理をしようと話す。
同じテーマで研究したい人たちが集まったときは、
比較的、メンバーの使う言葉の意味はそろっている。
同じ本を読み、
同じ先生の講演等を聴き、
そのテーマを深めようとするから。
しかし、校内研修や官製の研究会の場合、
参加者全員が一つの言葉を同じ意味で理解しているとは、限らない。
それぞれが違う意味でとらえながら研究をすすめるのは、
一種の「バベルの塔」みたいなものになる。
初期の段階で
「われわれは、この言葉をこういう意味で使う」
ということを統一しておくべきだ。
たとえば、
「聴き合う」ということをテーマとしたとき、
なぜ「聴く」なのか?
「聞く」との違いは何か?
「聴く」という言葉をどうとらえているのか?
そういうことをそろえておかないと、実践がばらばらに出てくることになる。
事の意味を確認するのは、大切なことだ。
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