セミナーは現場ではない

Posted By on 2013年5月8日

5月3日の「愛と勇気の力」セミナーは、

僕にとっては楽しい会だった。

 

堀川真里の話は、ときどき聞くと、ほっとする。

こんな教師がいるということに、

人間の可能性、教育の可能性を感じるのだ。

彼女の話をただの熱血教師が魂でぶつかっていっていると思ったら大間違い。

ちゃんとした理論を持って、

それをぎりぎりまでつきつめているだけなのである。

そこまで読み取れる若手が何人いるだろうか。

 

赤坂くんは、話すたびに積み重ねを感じる。

努力しているのだろう。

どこに軸足を置いているかがはっきりしているから、

あんなにたくさんの講座をこなし、

カリスマ化しながらも、質をあげていけているのだと思う。

 

僕が最後にまとめた言葉を

若い先生達は頭においてほしい。

 

かしわや牛肉を食べても、自分の筋肉になるのは鶏肉や牛肉そのものではない。

体内で消化・吸収してタンパク質となり、それが自分の筋肉として身体になっていく。

同じように、セミナーで学んだことは、自分の教育ではない。

自分が実践の中で消化して具現化しない限り、学んだとは言えないのだ。

大きな教育的な理論を語ることよりも、

教室で一つずつ実践して自分のものにしていくことの方が、大切だ。

セミナーは、現場ではないのだ。

 

 

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Comments

2 Responses to “セミナーは現場ではない”

  1. まりりん より:

    兄貴、ほめてくれてありがとう。そして、わかってくれてありがとう。そんなあなたがいるから勇気が湧いてくる。

  2. taga より:

    来年も、やろうね。