学級崩壊はなぜおこるか 新任への話 ④
Posted By taga on 2013年4月8日
・ 具体例で考えよう・・・ベテランでも新任でも起こり得る
さて、当たり前のように、毎年、どの学校でも
学級崩壊は起こっているというような時代になってきました。
不思議なことに、崩壊に気付かない教師だっているんですよ。
学級崩壊は、なぜおこるのでしょうか。
それはまず、子どもと教師とのつながり、
縦糸の関係のできないことが最大の原因です。
子どもとのつながりって、思い込みだけだと、だめなんです。
若い先生は子どもが近づいてくるだけで、
自分と関係があると思い込んでしまうことが多々あります。
自分では子どもたちと楽しくやっているつもりで、
子どもたちは先生を嫌っている。
だけど、先生は「子どもたちに好かれている」と思いこんでいる。
そういうクラスが実際にあります。
何かをきっかけにして、がくんと崩れることになります。
それから、楽しさのないクラス、緊張ばかりのクラスは、
最初はいいけれども、長くは、もちません。
叱られたり、しめつけられたりするだけでは、
子どもたちはやっていけないんです。
楽しさや笑いがなければ、人は緊張だけではやっていけません。
みなさんは、そういう笑いや楽しさのためのてだてを、
持っていらっしゃいますか?
そして、そこに「アリの穴を作らない」って、書いてありますよね。
どういうことかというと、ダムが蟻の開けた小さな穴から決壊したということなんですよ。
それと同じように、ほんの小さなことを見過ごすと、
大きな崩壊につながるということなんです。
学級は、小さなことを見過ごしてはいけません。
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