国語教科書の変遷

Posted By on 2012年10月10日

堀さんたちと国語の教科書の文章の話になった。

 

重厚な文章、

本当に日本人が読むべき文章に

子どもを出会わせていない。

 

そういう観点は、小学校の教師には少ないので、

面白い。

 

小学校の教材はどうだろう。

この50年間で、

親子で共通の話題にできる文章って、

どのくらいあるだろうか。

 

「ごんぎつね」「大きなかぶ」くらいかな。

「てぶくろを買いに」は、最近なくなった。

教科書会社によって、違うんだよね。

 

中学では、「故郷」(魯迅)・「走れメロス」くらいか。

宮沢賢治や芥川や漱石は必ず載っていても、

どの文章かは、それぞれだ。

 

親子で同じ文章の話ができるって、

いいと思うなあ。

 

吉行淳之介の「童謡」。

未だになんだかよく分からないけれど

心にいやあな感じが残ったまま。

こういう文章を、素敵な文と言うんだと思っている。

 

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