情報公開の問題

Posted By on 2012年9月23日

学校でトラブルが起こったとき、

「隠蔽」という言葉が出てくる。

 

どこからどこまでを「隠蔽」と考えるのか。

 

一度、落ち着いた議論をしていくべきではないだろうか。

 

たとえば、いじめの問題が生じたとき、

アンケートなどをとって、それを公開されるとなったら、

どこまで本音が書けるだろうか。

 

アンケートをとるときに、

「全て公開します。」

という前提があれば、公開してもいいかも知れない。

でも、それで、たとえば

「先生がいじめを黙認していた。」

なんて、書けるのかどうか。

 

どう考えてもいじめだろうと思われることの公開は、いいかも知れない。

でも、ひょっとしたら、名前をあげられている子どものうちの一人は、

関係は薄いかも知れない。

それで公開したら、どうなるのか。

 

少なくとも、学校で調べることの全てを公開するなんて、あってはならないと思う。

と言っていると、

「隠蔽」する人たちに力を与えてしまうことになる。

そこが難しい。

 

この問題を前進させる知恵は、きっとあると思う。

冷静な議論を進めるべきだ。

 

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