言葉の使い方の大切さ

Posted By on 2011年7月11日

あまり政治的なことを書くのは好きではない。でも、あまりのことに、一言書きたくなった。

復興担当大臣の辞任劇。
あの言葉の使い方は、ひどい。親分肌かなんだか知らないが、なんらかの地位にある人間こそ、上からものを言うことには慎重であるべきなのに、人を見下したような言い方には、嫌悪感を持つ。話の内容には理解できないではないこともあるのだが、言い方が最低である。

こういう方は、必ず自分の放言の言い訳に、血液型だとか出身地だとか言うのを出してくる。

「自分は、歯に衣着せないO型だから、誤解を与えることがある。」
とか、
「関西人やから、つい言い過ぎてしまうんや。」
などということを言う。

僕は関西人だが、どんなことがあっても、人を見下した発言はしない。「関西人」と「言い過ぎること」には、なんの関連もない。

僕の家族はO型だけど、人を傷つける言葉は、決して言わない。血液型が性格とは全く関係のないことは、科学的に明らかなことである。

何か別の要件を持ち出して、自分の罪を軽くしたいという心理が見え隠れする。

しかも、こういう方は、自分では偉そうにしているという自覚がない。自覚がないからこそ、偉そうにしていると言った方がいいかも知れない。
僕はときどき、講座や講演などで偉そうな言い方をしていないかと、不安に思うときがある。そんなに謙虚な人間ではないので、自分のしていることは自慢するが、人に言うときは、やはり目線の高さを気にしている。

なぜって?
自分が、偉そうに言われることを嫌うからである。

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