少し変わった本ありました

Posted By on 2012年5月8日

森博嗣と言えば、

名古屋大学建築学部の教授を勤めながら

たくさんの推理小説を書いている異色の作家だ。

 

僕は、本人をモチーフにした犀川教授と

弟子で恋人の西之園萌絵とのコンビのシリーズは、ほとんど読んだ。

 

どこか理数系的な斬新な推理小説だったが、

このごろは、なんかマニアックな世界に入り込んだような気がして

読むのが減っていた。

 

「少し変わった子あります」

妙なタイトルと、アニメっぽい表紙に惹かれて

つい、買ってしまった。

 

これは、推理小説ではないが、

推理小説的である。

ラストが衝撃的だというふれ込みだったから、

用心しながら読んでいたが、

予測していた結末ではあっても、

その直前から、見事にやられてしまった。

 

面白い。

そして、いろいろ考える時間がとれたと言える。

 

「孤独は、一人きりでは感じないものだ。」

 

なるほど。

 

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