そのⅤ 中学年は、変革期

Posted By on 2012年4月4日

 

中学年です。

ここは、大きな変革期です。

心理学って、いろんな会派があって、考え方がそれぞれ違います。

そのいろんな会派が、みんな九才のところに大きな転換期があると言っています。

理由はいろいろなんですけれどもね。

 

よく言われるのが、具体から抽象へと移る時期だということです。

なんだか分かりにくい言葉なんですね、具体と抽象って。

 

ものすごく簡単に言うと、目に見えるものが具体。目には見えないものが抽象。

九才までの子どもたちは、目に見えないところのものは、よく分かりません。

花、犬、机、ハンカチ、走る、だまる。

等の見えるもののことしか、分かりません。

ですから、この時期の子どもたちに何かを教えるときは、

具体的に書いたりして、目で見せながらする方が、効果的です。

 

それが、九才を越える頃になってくると、

しだいに、目に見えない概念みたいなものが、分かるようになってきます。

目に見えないものって、大事なものばかりでしょ。

 

さわやかさ、ブルー、思いやり、心遣い、すがすがしさ、反省、ぬくもり、友情など、

実は、目に見えないものこそが、人間にとって必要なものなのですね。

目に見えないのだから、それが分かるためには、言葉を使うしかありません。

 

言葉が重要になり始めますが、国語の話は、ここでするものではないので、ちょっと視点をかえて。

 

 

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