もう一つの最後の授業
Posted By taga on 2012年3月22日
終業式の退任の挨拶。
全校生の前で話さなければならない。
それがもう一つの最後の授業。
最後まで国語教師として、
子どもたちに心ある言葉を伝える教師でありたい。
僕の31年間の甲南人生など、
今の子どもたちにとって、何ら値打ちのあることではない。
悩んだが、一編の詩を選んだ。
心に太陽を持て
心に太陽を持て。
あらしが ふこうと、
ふぶきが こようと、
天には黒雲、
地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。
くちびるに歌を持て、
軽く、ほがらかに。
自分のつとめ、
自分のくらしに、
よしや苦労が絶えなかろうと、
いつも、くちびるに歌を持て。
苦しんでいる人、
なやんでいる人には、
こう、はげましてやろう。
「勇気を失うな。くちびるに歌を持て。
心に太陽を持て。」
—フライシュレンによる
この詩の心を伝えたかった。
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