親力 49 鬱傾向のあるあなたに

Posted By on 2022年3月30日

Ⓔ 鬱傾向のあるあなたに
 現代は、どんな人でも鬱になる可能性を持っています。特に鬱傾向のある人は、そういう自分であると自覚し、鬱に落ち込まないように工夫することが必要です。鬱傾向そのものは変えられなくても、鬱を回避することは意識していたらできます。
 生活する中で、歯車がうまく回らなくなるときがあります。これは、誰にでもあることです。そんなときに鬱傾向が出てきてしまいます。
「こうしたから、困ったことになった。どうしようもない。」
「自分は何をやってもダメだなあ。」
「生きている意味が分からなくなってきた。」
等と、普通の人ではそこまで考えないことを、鬱々と考えてしまうのです。
 こういうときは、家の中に籠らずに外へ出ましょう。喫茶店にでも入って、ケーキとコーヒーを注文して、ぼんやりと過ごすのです。家の中にいたら、鬱がどんどん進行してしまいます。こぎれいな格好をして、外にでましょう。
 考え事をするのも、外でやった方がいいのです。

 子育ては、子どもと共に歩む営みです。本来、親が圧倒的な力を持って子どもを引っ張っていくものではありません。鬱の入り口に立ってしまうことがあったら、子どもと一緒に話し合って考えていくようにしましょう。自分独りで問題を抱え込んで、子どもには悟られないようにしたりすると、よけいに悪化しますよ。
 子どもには生きるエネルギーがあります。鬱傾向のある方は、子どもからエネルギーをもらうような気持ちで子どもに接すればいいのです。
 また、犬や猫を飼って、そのお世話を子どもと一緒にしていると、癒されることがあります。それも鬱に陥らないためのく工夫ですね。

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